2月の施設長 今月のおすすめ本!

 2月の施設長でお伝えしたとおり、3月で退職することになりましたので、おすすめ本の紹介も今回で最後になりました。どれだけの方が愛読されたかわかりませんが、本の面白さを伝えることができて、本が好きになっていただけるとうれしく思います。

 実は施設を退職した職員から、このコーナーを読んでいて紹介された本を読みました!とメールをいただきました。少しでも反響があったことがとてもうれしかったです。

 さて今回、最後の回として紹介したい本は、まず、「寿命の9割は便で決まる」中島淳です。介護職の3大介助の一つである排泄介助は重要な仕事です。ご利用者の排便をどうコントロールするかは看護職と一緒に常に頭を悩ませているテーマだと思います。著者は日本の医師は便秘を病気と思っていないと批判しています。

 便秘を防ぐにはどうしたらよいかのヒントがたくさん詰まっている本として大変参考になりました。お薦めします!同時期に読んだ「腸内革命」藤田紘一郎も腸は第二の脳であるという副題のとおり腸の働きについて理解する好著だと思います。

 今回は最後なので、少し長くなりますがどうしても紹介したい本があります。巷では、映画「翔んで埼玉」がヒットして埼玉の逆襲と話題ですが、埼玉県人として活躍中の佐藤優の「十五の夏(上・下)」です。古くは小田実「何でも見てやろう!」沢木耕太郎「深夜特急」と並ぶ紀行文学傑作だと思いました。

 上下巻で1200ページ以上の大作で、特に下巻の出だしは北方領土についての記述が長く疲れますが、15歳の少年がよくこんな冒険をしたと感心の極みでした。北方領土の理解も含めて多くの人に読んでもらいたいと思います。

※長期間ご愛読いただきありがとうございました!